目次
フライングスタート法
競艇は「フライングスタート法」といった、競艇独自のスタート方法を採用しています。
上競技などでは、スタートラインに並んで「レディー·ゴー」でスタートをしますが、なにしろ水の上です。スタートライン上に舟を何秒間も同じ状態で止めておくことはできません。
風で流されたり、水の流れの影響もあるからです。
そのため競艇では、大時計が0秒を指してからら1秒以内にスタートラインを通過すれば、「ス
タートOK」といった方法を採用しているのです。
●大時計の役目
スタートをする時には,「第2ターンマークを左舷に見てスタートラインに向かうものとし」と決められています。大時計は白い大きな針をした「1分針」と、黄色の大きな針の「12秒針」があり、それぞれ1分間と12秒間で1回転するようになっています。
12秒針は時計でいえば9時の位置を指しており、スタート15秒前から回転を始めます。1回転,でちょうど真上の位置( 12時)を指すようにセットされており,その瞬間が競艇のスタートの一瞬なのです。これから1秒以内にスタートラインを通過した選手が、競走に参加できわけです。
もし、大時計の黄色い針が0秒を指すよりも早くスタートラインを通過すると,これは「フライング。1秒よりも遅くスタートラインを通過すると「出遅れ」になり、それぞれ出走資格を失って欠場扱いになります。
判定はすべてスリット写真を参考に
こうしたことはすべて「スリット写真」で判定されます。
「スリットイメージ」といった電子スリットを併用するレース場もあります。
コメントを残す